無料のオナ電

オナ見
無料通話アプリでイブキちゃんと無料のオナ電をしていると、何だか妙な間が空いたりすることが多々あった。
こっちはもうチンコビンビン物語状態で、あとみこすり半くらいでイキそうになっている時に、ふとイブキちゃんからの音声が途切れたりする。オナ電でもリアルでも男女が一緒にイクことが理想だと思うのだが、こうして間が空くと、突き放されたような気持ちになってしまい、空しさを覚えることがある。僕の言葉に小さく息を漏らし、身を震わせている感じが電話の向こうから伝わってくるだけに、この間だけはどうしてもいただけないのである。
回線が細くなっているわけではなさそうで、さて、この間は何だろう?とさりげなく聞いてみると、あっけなく教えてくれた。
「ごめーん。のど乾いちゃってお水飲んでた」
さすがにオナ電中に水を飲むようなことをすると、行為に水を差す(上手いこと言うね)と思って、電話から離れたところで水を飲んでいたそうだ。
イブキちゃんは本人曰くドライマウスであり、水分補給はいかなる時でも欠かせないらしい。放っておくと、乾いた口から口臭が出てきたりする。リアルでカレシがいた時に、せっかくカレシが腰振って頑張ってるんだから、とのどの渇きに耐えて彼女もアンアン言いながら頑張っていた。ところが、その口臭を指摘されてしまい、それがトラウマになってしまって、別れに至った経緯があるそうだ。
「それ以来、オナ電しかしなくなっちゃったなあ。人と接するのが怖くなって」
それでも、無料のオナ電とは言え、相手の僕に気を使って離れたところで水を飲むようにしていたイブキちゃんに、僕は人の優しさを感じてしまった。最初から言ってくれたら、僕も余計な詮索をせずに済んだのだし、それくらいは受け入れる度量はあるつもりだ。
「そう言ってくれると助かるな」
と、電話の向こうからゴクゴクとイブキちゃんがのどを鳴らす音が聞こえてきて、僕にはその音さえも官能的に聞こえた。
さて、これから仕切り直しだ。僕も自分の口臭が耐えきれなくなってきたので、水でも飲んで2回戦に備えよう。
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